『レディ・プレイヤー・1』という映画をご存知だろうか。
日本では今年4月に公開され、スピルバーグの全力エンタメムービーとして大ヒットした。
VR世界でお宝探しをするストーリーだが、レトロなSF要素と、80年代を思わせる良い意味で大雑把な演出がすごく楽しい映画だった。
そんな『レディ・プレイヤー・1』の感想をバンド内で言い合っていたところ、キーボードの田中が「あるセリフがイキってて嫌だった」と言い出した。
それが、「俺はガンダムで行く」というセリフだ。
仲間たちの絶体絶命のピンチに駆けつけるため、”ダイトウ”というプレイヤーがアバター(ゲーム上での姿)を選ぶシーン。
精神統一の末、ダイトウは「ガンダムで行く」事に決めるのだ。
いいシーンじゃん。現にガンダムで行ったダイトウはゴリッゴリに活躍するし。
「イキってる」というのは、実力が伴わない人間の、身の丈に合わない言動を表現したものだろ。
「そうじゃなくて、言い方がイキってたんだよ」
え〜、そうだっけ。
正直僕もセリフの言い方までは細かく記憶していない。
が、「嫌だった」と感じるほどなら、覚えてる気がする。
という訳で、田中が記憶している「俺はガンダムで行く」の言い方を録音させてもらった。
どんだけガンダムに憧れてる奴なんだ。もしこれだったら100%覚えとるわ。
そもそもダイトウって冷静沈着なキャラクターなんだから、このテンションになる訳ない。
田中にそう意見するも、「いや絶対こんなんだった」と譲らない。マジかよ。譲れよ。
ラチが明かないので、僕も録音した。
『レディ・プレイヤー・1』ファンのみなさんお待たせしました。
上の音声が、正解の「俺はガンダムで行く」です。
「そんなに溜める訳ないだろ」
「どっちかと言うとお前の方がイキってる」
「ピンチのシーンなのに悠長に溜めるな」
という声が聞こえたが、負け犬の遠吠えに耳を貸す趣味はない。
さあ、ここら辺でいよいよ本物を聞いてみよう。
ダイトウが「俺はガンダムで行く」を言っている公式映像が見つかったので、ご覧ください。
どっちもハズレですね。はいこの話終わり終わり。解散。
-終-