2017年3月発表の1stアルバム「Dr.KIDS LIFE」以来となる空中カメラの新作アルバム「COMMUNICATIONs」が5月29日にリリース決定!!
先行配信された「言葉なんてろくなもんじゃない」「わがままな魔法」「My silly friend」を含む全12曲を収録した必聴盤!
今回は発売に先駆け、リリース記念インタビューを大公開しちゃいます!!

インタビュー/テキスト:トミサワマイ
PHOTO:カポエラ

ーーまずは、前回の流通盤のアルバム「Dr.KIDS LIFE」を出してから活動はどう変化しましたか?

牧野:「Dr.KIDS LIFE」は初の全国流通盤で結構名刺の役割になったよね。自主的にCD-R焼いて細々と売ってた時期よりも明らかに動きやすかったんじゃないかな?
田中:動きやすくなったね。やついフェスにも呼んでもらったりしました。
牧野:お客さん(になりうる人)からみても、業界の人から見てもどんなバンドなのかわかりやすくなったんだと思います。
寒川:それこそツアーもできたしね。 PARIS on the City!と一緒に回って。
:大阪行った時「4年ぐらい待ってました!」って言われてすごい嬉しかったなぁー。

ーー去年はKAAT(神奈川芸術劇場)で子供向けのイベントにも出演していましたけど、どうでしたか?

::空中カメラの曲って子供ウケいいんだな~って思いました(笑)。楽しかったら走り回ったり踊ったりしてくれて、反応が新鮮ですごい楽しかった。
寒川:楽しかったけど、アレが怖かったな。子供がみんなで10からカウントダウンして登場する演出だったんだけど、それで出ていいのってピカチュウとかドラえもんだけじゃん。
全員:(笑)
寒川「ゼロ~~~~!」で全然知らん空中カメラってバンド出てきてラブソング歌うから・・・。
:でも、段々空気がほぐれていくのが良かったよ!
田中:保護者からの評判も良かったね。ってこんなこと言ってるとトガった10代からの支持が得られなそうだけど(笑)。
牧野:俺は大人にも子供にも刺さるっていうのは逆に超トガってると思うよ。
田中:そっか。じゃあ大丈夫だな!


ーーワンマンの会場も六本木VARITから渋谷O-nestに変化したりと、そういうのもバンドが大きくなっていく軌跡なのかなと思います。

田中:そうですね。このまま大きくしていきたい。あ、一番の大きい変化は去年事務所が決まったことかな。それまではファーストをリリースしてくれたWaikikiRecordの坂本さんにマネージメントもゆるくやってもらってたけど、ビクターミュージックアーツという事務所とやっていくことになりました。音源制作やライブ力強化など色々サポートしてもらってます。ライブ回りは継続して坂本さんにまだ手伝っていただいてます。
寒川:あと、以前から協力してくれていた友人達が撮影や現場的な業務、SNS運営をガッツリスタッフとしてサポートしてくれるようになりました。
牧野:おかげ様で動きやすくなっています。
田中:「Dr.KIDS LIFE」を経て、その反応で助けてくれる人が増えて今回の「COMMUNICATIONs」が出来たという。
寒川:いままで自分たちが好きでやっていたようなことをそのまま後押ししてくれる人が増えたという感じですね。
田中:そうだね。今回のアルバムも引き続き俺がプロデュースしてるし。

ーー配信シングルをアルバムに先駆けて発表しましたがその反応などはいかがでしたか?

寒川:地方のラジオで流してもらえるということはそっちで知ってもらえるきっかけにもなるので、すごくありがたいですね~。
:伊集院さんのラジオで「わがままな魔法」がかかったのは、好きなラジオだったから驚いたよね。僕は高校時代から聴いてて、お便りも応募したりとかもしてて。
牧野:空中カメラメンバーは結構JUNK聞いてたよな。
:だからね、普段聴いてた人の声で空中カメラという言葉が聞けたのはすごく感動的だったね~。
寒川:そのおかげで知ってくれる人も増えたしね。
牧野:空中カメラの曲って「ラジオにかかってすごく意味の出せる曲」だと思うんですよね。ラジオリスナーとの相性がいいというか。いろんな曲がたくさん出てるけど、個性もあるし、クオリティーも高いと自分でも思うので、これからもラジオでガンガンかかって欲しいですね。それで面白くなるバンドだと思う。

ーー先行配信の2曲で(※取材時第三弾シングルは出たばかり)どちらの方が反響が大きかったなどはありますか?

寒川:「わがままな魔法」はラジオでの反応が良かったですね。
:意外だった。「言葉なんてろくなもんじゃない」もかなり好評だったけど。
寒川:結構チャレンジングな曲だったもんね。
:今までの空中カメラの歌詞の世界観とは全く違う物というか。
寒川:かなり状況が描写されたラブソングだよね。
:そう。だから出すまではすごく不安ではありました・・・。
牧野:でも結果ね。結果よかったから。
:結果すごく聴いてもらえてホッとしたな~。そのお客さんの反応によって僕も「わがままな魔法」をちゃんと好きになれたというか。
ハヤト:出すまですごく怖がってたもんね~。
田中:歌い方も今までとはちょっと違うもんね。
:甘い声だから。「今まで聴いてきたファンの方がどういう反応するんだろうな」とか、「これをシングルリリースして大丈夫なのかな」って不安がずっとあって。
寒川:ライブでもすごく評判がいいので、今後も演奏していきましょう。
:作って良かったーーー!!
牧野:急に大声を出すな。

ーー今回の「COMMUNICATIONs」というタイトルはどうやって決めたのですか?

:全体みてみると、恋人に対してとか好きな人に話したり、自分に対して語りかけたり、はたまた犬から人間に話しかけてたり、人間からジュゴンに話しかけてたりいろんな「対話」が詰まってるなと思って。それを全部ひっくるめて「COMMUNICATIONs」にしようと。

ーー「Dr.KIDS LIFE」はおもちゃ箱をひっくり返したようなという表現が使われるような作品でしたが、今回の「COMMUNICATIONs」はまた違う印象ですよね。

:今回のアルバムは割と足し算引き算を考えながら作っていたところがあって。
田中:ライブとかリハスタでバンドで合奏するって経験が、前作より音に影響してますね。
寒川:前作に比べて丁寧になってるよね。音の重ねかたとか。


ーー今回の制作で今までとの違いはありましたか?

田中:レコーディングとミックスを半分ぐらいプロにお願いしたので楽だったなー(笑)。いや、半分やったからすごい大変なんですけど・・。
牧野:今まで全部田中がやってたんだもんね。
田中:録音からジャケットの絵までね(笑)。自分が人に任せてもいいと思うところは任せて、自分がやりたいところは時間を割いてより厳しく関わっていきたいと思いましたね。表現のコアは守りつついろんなプロの手を借りたい。自分たちだけでは出来ないこともできるようになるし、クオリティも上がるし。
牧野:ドラムの立場から見てどうだった?
ハヤト:今回はレコーディングとかに関していえば、みんなでいっせーのーせーで音を出して録音するというレコーディングが初めてだったから単純に楽しかったよね、録ってて。
寒川:レコーディングの時、バカでかい楽器使えたりして楽しかった。
:ドラとかね!!ティンパニーとか。スタジオで楽器レンタルができたのが最高だったよね!
田中:サウンドクルースタジオというところで、元々は楽器のレンタルをしているような会社だから楽器がいっぱいあって。牧野なんかは見たいというだけで借りてたな(笑)。弾かないのにベース10本ぐらい借りたりして。その他にシンセサイザーもレンタルできた。
:レフティーギターがね~、全然なかったんだよね!そこは残念だった!
牧野:あんだけたくさん借りたんだからいいじゃんか。
寒川:楽器が楽しくて全然終わらなかったよね。夜中の2時くらいまでやってなかった?
牧野:昼の12時からだから・・・14時間?
寒川:ヤバ。
田中:いや~楽しかった!またスタジオに入りたいです。


ーー今回はブラスが加わったりと、アレンジ面で今までとの違いをより感じました。

田中:「話し相手になるーよ」と「My silly friend」だね。ORESKABANDのホーンの方々に参加していただきました。
寒川:すごく豪華な印象になったよね。
田中:それは本当に自分たちだけじゃできなかったことだよね。ディレクターの人のつながりで参加してもらえて。
:ありがたいことですね。やっぱり生音は迫力が違うね~。
田中:録ってる時からニヤニヤしちゃったよね。
:そう!わ~って。笑み溢れちゃったよね。


ーー自主制作の時の曲(「ジュゴンのラプソディー」「パラボラ荘」)などもちゃんとドラム入りで再録し、パワーアップされていて。

:自主制作のCD-R作ってた頃はまだドラムのハヤトが本メンバーじゃなかったから、当時はドラムも打ち込み状態で。そっからライブにハヤトも加わるようになり、その体勢でライブをやるようになってアレンジも変化していったんですよね。今回のアルバムでは今のアレンジでの「ジュゴンのラプソディー」を収録しました。
田中:「パラボラ荘」は今回も宅録で制作しましたが、録音技術の進化を感じられると思います。

ーー再録を経て、以前に比べて具体的にどのような部分に変化を感じられましたか?

田中:やりたいことのピントが前より合うようになったなと感じました。やりたい音像とか音響とか。前より「こういう音楽だから、こういう音が合う、こういうパーツを使いたい」というのがはっきりしているなとやってて思ったな。とはいえその解像度はさらに上げていきたいですけどね。

ーー新しいアルバムは今までよりわかりやすい歌詞が増えたように感じたのですが、その辺は意識していたのですか?

寒川:心境の変化があった?
:単純にラブソング描きやすいな~とは思ったかな~
全員:(笑)
:「夕焼け」あたりから、自分の思ったことや考えたことをそのまま書けるようになった。今まではストーリーの語り手として書いていることが多くて。
寒川:空中カメラの世界観という箱庭があって、そこの話をするという作り方だったのが現実の話になってきてるよね。最近作っている曲は。
牧野:自分たちは箱庭ポップスやアバンギャルドなものも好きだけど、普通にJ-POPも好きで聴いてきた人たちでもあるからね。そのどちらもやるという方向に今回のアルバムでは進んだんじゃないかなと思います。
田中:どっちもバランスをうまく取ってやっていきたいなというのはありますね。それが一番やるべきことだと思う。
牧野:その両方の要素が最初からあったけど、より顕在化した感じだね。

ーー確かに、今回のアルバムにはすごくJ-POPを感じました。平成のポップスの総決算!というか。

:令和になっちゃったけど!
寒川:だからこそ、これまでの世代と、これからの世代に届いてほしいアルバムですね。

ーー今後の野望、展望を教えて下さい。

:またツアーやりたいよね。都内でおさまりたくない!
寒川:せっかく他の地域でもラジオでかけてもらったりしてるし、是非是非行きたいです。
牧野:地方のサーキットフェスにも出たいよね。
ハヤト:おれもとにかくライブがしたいなー。
寒川:そのためには全国で知られてないといけないから、ラジオとかテレビ等メディアに出て。
田中:あと口コミも大事だよね!!よろしくお願いします、既にしてくれてる方々はありがとうございます。ゆくゆくは7大都市で大規模でド派手な演出のツアーとかやりたいな~。紙吹雪とか風船がバンバン出る、フレーミングリップスみたいなね。
:ああーいいね!牧野がワイヤーで吊るされながら演奏とかやりたい。水中でもいいな。
田中:シュノーケルつけてね(笑)。水中だとベースの弦が震えなくて演奏できなそう。ドラムがセットごと浮いてるのもいいね。夢が膨らむ!
牧野:とはいえまずは8月2日の渋谷O-nestを満員にしないと。約200人。いいイベントにするから是非きてください!
田中:あとニューアルバムを一枚でも多く買ってもらわないとね。結果出さないと次作れないから!!
寒川:今いい感じに勢いづいてるけど結構繊細なタイミングなんでね。応援してほしいですね、ライブ来たり、アルバム買ったりと・・・。
:おっと、宣伝臭くなってきたぞ。というわけで「COMMUNICATIONs」、自信作なのでよろしくお願いします。