嘘つきなBaby

新曲『嘘つきなBaby』のリリースが7/23に決まった。やった~~~~。

この曲の歌詞の大部分を書かせてもらったので、思い入れも大きい。リリースされるのが待ちきれない。

執筆にあたっては、アメリカの青春映画のような世界観を目指したいねェ・・・ という話になった。

着想元になりそうな映画として、パッと思いつくのは『ヤング・ゼネレーション』(1979)や『ブレックファスト・クラブ』(1985)。
恋愛要素でいうと英映画の『小さな恋のメロディ』(1971)もいいけど、どう考えてもビー・ジーズが強すぎる。

 

最終的に『アメリカン・グラフィティ』(1973)からインスピレーションを得た。

楽曲に登場する車は、ハリソン・フォード演じるボブ・ファルファが乗り回していたシボレーがモデルだ。なんか黒くてかっこいいやつ。

そのボブ・ファルファのニヤけ面から想像を膨らませて出来たのが、『嘘つきなBaby』の世界だ。

運転席と助手席に座る二人が、虚実織り交ぜ、相手の本心を探っている。

都市の青い光に包まれながら、余裕ぶった二人のユニークなイニシアチブの取り合いは、一晩中続くのだ。

この恋愛模様のモデルの話もしたいけど、ネタバレが過ぎるかもしれないからこの辺にしておこう。

 

お待たせしてしまったけど、かなり良い曲に仕上がったと思う。

あー、はやくみんなに聞いてほしい。感想も聞きたい。

 

限定生産のため、ディスクユニオンやタワーレコード等のレコード取扱店で、ぜひご予約をお願いいたします。

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映画【ブレードランナー】日本語看板の正体

映画『ブレードランナー』に、多種多様な日本語が登場するのは有名な話だ。

街中の看板にも【おいしい料理】【お手持ちの烏口】【カクテル】【基礎の充実】【壺】など、奇抜な日本語が並んでいる。

未来のロサンゼルスで壺が流行っているのは意外だ。なんでも鑑定団がロサンゼルス出張したりしてるんだろうか。

 

日本要素は表記だけではない。映画冒頭では、ハリソン・フォード演じるデッカードがうどん屋に赴く。

なんらかのメニューを「4つくれ」と注文するが、うどん屋の店主に「2つで十分ですよ!!」と日本語でキツく制されてしまうシーンも、映画ファンの間ではおなじみだ。

ちなみに、デッカードがなにを食べたかったのかは、劇中では不明なままだ。映らないので。

しかし、のちに公開された別カットの映像から、赤黒いキモ~い魚であることが判明している。4つも食いたがるな。

 

さらに気になるのは、終盤で映る看板だ。

「ゴルフ用品 ライター バッグ 万年筆 時計 香水」と書かれている。

これは間違いなくハードオフのことだ。

ハードオフではゴルフ用品と日用品が並列しているし、ショーケースで時計や香水も売っている。

荒廃したロサンゼルスでも、株式会社ハードオフコーポレーションは元気に営業しているのだ。

ということは、『ブレードランナー』の世界でライブが決まったとしても安心だ。

ギターの弦が切れたり、シールドが断線しても、とりあえずハードオフに行けばいいのだから。

 

誠実さのかけらもなく笑っている奴がいるよ

自宅のトイレには本が並べてある。

『羊男のクリスマス』『羊たちの沈黙』『電気羊はアンドロイドの夢を見るか?』の3冊だ。

来客があると「あれはなんだ」「羊が好きなのか」と聞かれるが、全然そんなことはない。

 

『羊男』と『電気羊』をもともと持っていたので、「あと一冊あれば・・・刻子(コーツ)※1 だ!」と思ってブックオフ ※2 にポンしに行っただけだ。

(人生の中で意識せずに手に入れた本は『ツモ』※3 、ブックオフでは誰かが持ってた本を買うので『ポン/チー』※4 とする)

 

上記の旨を説明すると、麻雀を知らない人はポカンとするだけだが、麻雀好きは「なるほど!」等と言ってくれる。

続けて、麻雀好きは当然麻雀トークを始めるのだが、僕は麻雀をよく知らない。漫画でルールをうっすら知っているだけだ。

だから、今度はこちらがポカンとしたり愛想笑いをする羽目になる。

このようなことを繰り返した結果、僕は町でもっとも不誠実な人間として名を馳せている。

 

※1 麻雀用語。同じ牌を3つ揃えること。

※2 この世のすべてが売っている店。

※3 麻雀用語。山から自分で引くこと。

※4 麻雀用語。誰かが捨てた牌をもらう行動。