泣く女(特殊パターン)

ストーム叉焼さんが芋煮を作っている動画を見かけた。
芋煮って味噌汁に里芋を入れたものと思っていたが、まるで違う。
しょうゆとみりんベースの、どっちかと言えば肉じゃがに近い料理だった。

夏も終わり、もう年中この気候で固定してくれやと思うほど過ごしやすくなってきた。
熱い料理がおいしい季節だ。
芋煮、やってみる?

せっかくなのでちゃんと牛肉を買った。
もちろん里芋も。それに、ニンジン、玉ねぎ、厚揚げなど。
煮込んでだし醤油『味将軍』で味付けすれば、すぐに完成。
まるで僕がやったかのように書いているが、妻の栞が作りました。ありがとう。

感動するほどおいしかった。
ごはんにも合う。おおよそ牛丼の味がするけど、里芋の食感がアクセントになって嬉しい。「わたし、芋煮ですからね」と念押しされるようだ。
うどんを入れても絶品。汁物という特性を活かし、カレーうどんに変貌させることも容易。
「今年の秋冬はこれを頻繁に食べようね」と家族で固い握手を交わした。

日をまたいだ昼食、最後にわずかに残った芋煮を夫婦で食べていると、妻の目に涙が光った。

「もう、食べ終わっちゃう」

そう言って落涙していた。
芋煮が無くなるのが寂しくて、妻が泣いている。

また食べよう。
次は、シメにラーメンを入れるやつを試してみようね。

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