1、言葉なんてろくなもんじゃない
牧野:天才。
竜:歌詞のノリもスパっとハマって気持ちよかったからそのまま広げていって。空中カメラの曲の中では、共感してもらいやすい部類に入るんじゃないかな。
寒川:歌詞の言葉が強いよね、「言葉なんてろくなもんじゃない」っていう言い切りが。今まで曖昧というか、比喩や暗喩を使っていた部分をバッサリ切るように「言葉なんてろくなもんじゃない」というはっきりしたフレーズを使ったのが一個進化だなーと自分たちでも感じました。
竜:「言葉なんてろくなもんじゃない 君とずっとキスをしていたい」というド直球の曲ではあるんだけど、全然こっぱずかしくなく言えたというか、自分の中から出てきた。
田中:アレンジは歌詞に合わせて基本は素朴なバンドサウンドで、そこに愉快なシンセを足して空中カメラサウンドに仕上げてます。シンセドラムのタムがいいでしょ。
2、SPACE RANGER
全員:(笑)
田中:中学校の時の自分に聴かせたいって言ってなかったけ?
竜:そう、不登校だったからね。自分自身を奮い立たせる曲にしたいなって。
寒川:かなり爽やかな曲になったよね。
田中:当初、サビが行ききれないウジウジ感だけになってたので、歌詞の中で突き抜けるような、飛躍するようなイメージを込めてもらいました。アレンジ面ではスペーシーで大きな曲になるようにELOの要素と、メロディ/曲の構成/歌詞から90年代~00年代のMr.Childrenっぽい要素のハイブリットなサウンドを意識しました。
3、夜のはじまり
竜:この曲はハヤトが入って1年ぐらい経ったあたりからライブで演奏し始めたんだけど、いざ音源にしようとすると難しかった。
寒川:「Dr.KIDS LIFE」の時も入れるか会議したけど、「いや、まだ寝かせよう」「2年後ぐらいの俺たちがなんとかしてくれるだろう」って思ったからやめました。
牧野:いいカンだったな。
田中:ライブでやっていく中で固まっていった感じだよね。だから結局すんなりできました。
牧野:サウンド的にはニューウェーブですね。
竜:大学入りたての頃、ヒカシュー聴き始めたのがきっかけになったんだよね。MTRでデモ作って、それを聴きながら牛久大仏に登ったりしていたんだけど。
田中:よくあの荒いデモ聞きながら楽しく遊べるな。
牧野:大仏ってのもニューウェーブを感じる。
竜:いい曲できたな〜って。
田中:いま、完成形だからテンポのいい曲になっているけど、本当に気持ち悪いぐらい遅いんだよね、デモ音源。
ハヤト:でかい大仏によく合いそうじゃん。
竜:ボーカルにはコブシかけたようなエフェクトかけてたりしてね。
田中:(笑)まさに巻上スタイル。
竜:話戻すけど、「Dr.KIDS LIFE」出した時もファンの人から「夜のはじまりが入ってない!」て言われたりしてね。結局。
寒川:この曲、ライブですごい人気だよな〜。
竜:ようやく世に出せるカタチになって良かったです!
ー4、わがままな魔法
田中:一番反応がよかったのがこの曲だった。
竜:僕、最初はこの曲はもっとロックな縦ノリなリズムでデモ音源を作ってたんだよ。
田中:メロディーはいいけどロックなアレンジっていう方向でね。
竜:そう。でも、それを提出したら「もっとビーチ・ボーイズみたいな感じでコーラスをバンバン入れたら?」ってアドバイスをもらって。
田中:かといって「やらされてる」という感じは全然なくて、むしろ得意なアレンジだよね(笑)。ベーシックな部分はスッとできた。そこに最初は直球すぎるかな?って思ったんだけどやってみたらバッチリハマった。
寒川:普遍的な曲調になったよね。ずっと聴けるというか。
田中:ビーチ・ボーイズや大瀧詠一さんだったり山下達郎さんだったりサザンだったり、影響を受けてきた曲の要素をちゃんと編曲に組み込めて楽しかったな。ラジオで結構かけてもらえてるのと、それを聴いた人の反応が良かったのは、そういった編曲が大きな要因だと思う。
牧野:ちなみにオマージュとして、配信シングルのジャケットにもナイアガラの滝を入れました。私が。
田中:いや、入れたの俺だから!(※『わがままな魔法』のジャケットデザインは田中が担当)
5、coke & tomato juice
寒川:思った曲ができるの、普通に凄くないですか?
竜:もっとほめて。
牧野:最初の上がってきた段階でのデモだとピアノの弾き語りみたいな曲でそれが超クールだなって感じたんだけど、結構可愛らしさが加わったよね。
竜:あと、この曲はハヤトは好きな曲なんじゃないかなって思うんだけど、どう?
ハヤト:そうだね〜。Aメロとかファンキーな感じでね。俺好みだね、めちゃくちゃ。
竜:だからドラムも気持ちよく叩けるかなっていうのはあって。案外その、今までの空中カメラの曲ってドラムは機械的な部分が多いような気がしていて。楽譜通りというか、リズムから逸れないようにしなきゃって曲が多かったからね。この曲はライブでこそ活きる遊びができると思いますね。
ハヤト:ライブも楽しみだね!
6、話し相手になるーよ
寒川:限定シングル「空中画用紙」のカップリングで出した曲です。
竜:確か高校2、3年の時に作っていた曲かな。この時には空中カメラは結成してたんだけど、別にバンド用の曲じゃなかったっていうか、変な曲作ってみんなに披露してそれで終わり〜!っていう。
寒川:一発ギャグとして一曲作ったの?
竜:そう。
牧野:変態じゃねえか。
竜:それで終わらせるつもりだったんだけど、最近になって「これ、案外空中カメラでやったらいいんじゃない?」と思って、弾き語りを経て、最終的にいまのバンドアレンジに。
寒川:この曲、演奏してて気分がブチ上がるんだよな~。
竜:歌詞がね、一応犬目線で御主人の女の子にアプローチしているというか、語りかけている曲なんだけど。
寒川:犬でよかったね。人間から女の子に歌ってた場合、警察が出動しそうな歌詞だから。
竜:でも、これ元々は僕自身の気持ちを歌っている曲で。
寒川:逮捕!!!
竜:いやほんと、最初は犬の要素は無かったんだよ。音源化する時に、話し合った結果犬の設定にしたんだよね。
寒川:曲を初めて聞いた時、普通に犬の曲だと思ってたから、「え!これ人目線の歌詞だよ」って言われて、気持ち悪さに慄いた。
ハヤト:どっちの目線として聴いても面白いよね。人間の気持ちで聴いても、犬の気持ちで聴いても。二度美味しい!俺は人間の視点で聴いた方が好きだな〜。
竜:僕も!(笑)
寒川:絶対犬派。犬なら、かなり愛おしく聞ける曲。
ーーアレンジも結構変わりましたよね。
竜:そう!これはシングル「空中画用紙」のカップリングに入れたのを一から再録しました。オレスカバンドに協力してもらって、ブラスも入ってます!
ハヤト:かっこよくなったよね。
竜:初の生ブラス!本当に良かった。
田中:あと弟の愛犬、こてつとむぎの声と足音も入ってるよ!
7、パラボラ荘
田中:直前までその予定はなかったんだけど、今回のアルバムのバランス的にどうしても入れたくなって無理言って収録させてもらった。
竜:田中と家で二人で喋ってる時に「いやこれ、入れたいよね…」「今から!?」「入れよ入れよ!」みたいになって、すぐその場で部屋から大太鼓取ってきて録音したんだよね。
田中:だから、この曲は本当に宅録。単純にのんびりした曲調が構成的に必要だったのもあるけど、宅録的な風合いも空中カメラらしさとして入れたいと思って。
ハヤト:やっぱり上手いよね、二人の宅録。
田中:宅録は自分でコントロールできる部分が大きいから、そういう意味でもやって良かったです。
ハヤト:バンド5人いるとね。音源的には不自由な面もあるからね〜。不自由だけど、それが良かったりよくなかったり。二人だと意思の疎通が早いしね。
田中:こういう宅録みたいな曲はこれからもやっていきたいよね。
牧野:このパラボラ荘、歌詞は昔のままなんだけど、田中がヒヤヒヤしてたな。
寒川:ドラッグソングの要素あるからね。
竜:アパートに住んでる主人公の身の回りで可笑しなことが起きる、その不安定な情景を歌にしてるんですよ。ジャンキーがいたり、ヒッピーがいたり、窓を開けたらUFOが飛んでいたり。主人公もちょっと見えちゃってるっていう。
8、夕焼け
牧野:切ない。
竜:でも、これも結構気に入ってくれてる人が多くて。
寒川:歌詞も生々しくて、曲も泥臭い。「パラボラ荘」の宅録感の後に、こういう生っぽい曲を配置することで、空中カメラの多面性を感じてもらいたいなと。
ハヤト:竜の人間性がよく出てる感じがあるよね。
牧野:兄からのお言葉だ。
ハヤト:ウジウジしている感じとか、恋愛がうまくいかない感じの気持ちがいいよね。だから、最初家のリビングで弾き語りで聞かせてもらった時「上手いな〜」って。
田中:面白いよね、家で弟の弾き語りを聞くって(笑)
竜:家で家族のいる前で演奏して、あとから「これ自分で作った曲なんだよね〜」って言った時に「え!人の曲かと思った!」って言われるのが嬉しくて。
牧野:いいファミリーですなあ。
9、SUMMER TRIP ~ノリノリサーフボーイ~
竜:これはもともと、ベンチャーズとかディック・デイルみたいなオーソドックスなサーフミュージックをそのままやるつもりだった。
田中:途中で「空中カメラがやる意味ないじゃん」って思って、ニューウェイブな風合いを足していった。
竜:どんどんサンプリングとかワンショットの音源足していったら、一瞬停滞したのがサクサク進んでいったよね。
寒川:ある意味一番空中カメラ的でもある。
竜:そうだね。短いながらも、楽しかった曲だな。
ーー情報量が多くて聴いてても楽しかったです。
田中:で、サーフミュージック(のようなもの)で海の景色を見せつつ、「ジュゴンのラプソティー」にいくという。
ーーおお!
田中:文脈でも音楽を聴いている人はニヤッとするポイントかもしれないですね。
10、ジュゴンのラプソディー
竜:これは空中カメラがアマチュアの時に一番初めに作った音源集「ハッピークルーズ」に収録してた、いわば最古の曲です。
田中:ライブではたまに演奏してたから、ファンの人は耳なじみがあるんじゃないかな。
寒川:昔の音源も良かったけど、今の感性で初めてまとまったって感じだよね。
竜:そう。前の音源はハヤトの加入前だからドラムも打ち込み。今聞くとモロ打ち込みだよ。(笑)今回はキーもあげて歌が聴きやすくなってる。
寒川:サーフポップなのに打ち込み・・・。
田中:今回は音色にしてもフレーズにしても「こういう曲ならこういう音だよね」っていうのが前に比べて実現できるようになったな。
竜:そうだね。あと、割と隙間を生かした曲にしようって意識があったな。
田中:編曲はフリッパーズギターの「Wild Wild Summer」が下敷きになってる。結局ポイントポイントでは音足して、空中カメラ的サウンドにしたけど。
ハヤト:この曲は加入前の段階では一番好きな曲だったなー。
牧野:歌詞は「話し相手になる〜よ」に似てるよね。動物を出して主人公が気持ち悪いという・・・。
全員:(笑)
田中:この曲はそんなに気持ち悪くないでしょ!
牧野:うーん、裸になったり・・・。
ーー確かに!
牧野:竜にそういう欲望があんのかっていうとそうでもないから・・・。どういうことなんだろ。
田中:絵本を描いてる感じなんじゃないの。
牧野:なるほど。貴乃花・・・?
田中:え?
寒川:引退後のな。この間、絵本作家になるって言ってたね。
全員:へー。
寒川:ノータイムで拾えたの、偉くない?
田中:アルバムに関係なさすぎる。
11、さよならおバカちゃん
田中:これこそ歌詞について聞きたいんじゃない?
竜:これはカップルがいて。男の目線で。もう飽きられて別れそうな状況。
ハヤト:えー!ラブラブな歌かと思ってた!
寒川:俺も!喧嘩してる歌なの、これ?
竜:んー、口数が減ってる感じ。これからも続いていく感じも無いし、シケた二人の歌。
全員:(笑)
寒川:これも夕焼けと重なるよね。竜っぽいんだよな、これ。
竜:諦めモードの男の気持ち・・「シラけた気持ちを隠しきれない君は間抜けだな〜、でもまだやり直せると思ってる自分もバカだなー」っていう。
ハヤト:もっと愛情がこもったバカだと思ってた!
竜:いや、そんな強いニュアンスでは無いというか、僕の解釈ではそういう歌だよ、っていう。
寒川:コミュニケーションの歌だね、まさに。
ーーアレンジの面はどうですか?
牧野:変わったアレンジだよね。
田中:はじめはスタジオで弾き語り一発になる予定だったんだけど、どうも気の抜けた感じが出なくて家で録り直したんだ。
竜: そうそう。
田中:自宅でテープにコソコソ録ってるイメージ。弾き語りだとダイレクトすぎて違和感があったから、古いリズムマシンのマヌケな音を不規則に入れた。
竜:そのおかげでしみったれた感じと可愛い感じが同時に出せてると思う。
牧野:俺この編曲の曲初めて聴いたわ。
田中:あー、この曲の制作中にリリースされた細野晴臣さんのセルフリメイクアルバムの「HOCHONO HOUSE」は結構ヒントになってるかも。
12、My silly friend
竜:これ、曲とアレンジはすぐ決まった。
田中:そう。壮大な割にはすんなり決まった。竜が一人で作った小編成なデモが上がってきて、聞いた瞬間、俺の頭の中で完成像が見えた。展開が欲しかったから、ギターソロ後のCメロを後から作ってもらったけど、ほんとその程度。その反面・・・。
寒川:歌詞がね。
竜:なんとなく、友達を押せる曲にしたいとは思ってたんだけど・・・。
寒川:押す?崖から?
竜:違う!背中を押す!
牧野:崖のイメージが強くなった。
竜:じゃなくて、つまり、励ます!励ますような歌詞ね。でも「君ともう一度笑いたいな」っていうワードからなかなか次が浮かばなくて。
寒川:この曲の取っ掛かりはなんだったの?友達の曲にしようって決めたのは竜だったよね。
竜:そうだね。なんとなくだけど、「僕ら頭悪いけど、笑っていこうぜ、なんとかなるよ」みたいなイメージで始めて・・・。
ーーちょっと軽かったんですね。完成形は壮大ですよね。
寒川:竜が提示した世界観を牧野が深めたって感じだと思います。
ーー牧野くんどうですか?
牧野:空中カメラが持ちたい世界観として、ポップなものとオルタナティブなものを両方やるっていうのがあると思うんだけど。それをがっちりやってたのが「MOTHER」だと考えてて。糸井重里さんの。
ーーああ!はいはい!
牧野:この曲は「MOTHER」の、特に2作目と3作目のテーマが合いそうだと思って。「悪い人」を倒すんじゃなくて「不安と悪意そのもの」をどうするのかっていう。そういう所は高橋源一郎さんの「悪と戦う」って小説とかも参考になったかな~。
全員:へー、面白そう。
牧野:「悪」と「戦う」ってそのものズバリだよね。空中カメラは陽の部分の作り込みはこれ以上ない物があるから、陰の部分を足すとアルバムの世界がより深まるだろうなとはいつも思ってて、それで出来た。
ーータイトルは誰が決めたんですか?
牧野:それは田中なんだよね。
田中:そうだっけ?ああ、今「My silly friend」って入ってる所に別の言葉にしようかなっていってたのを絶対「My silly friend」で行こうって言ったり、タイトルにしようって言ったのは俺か。
牧野:複数人で1つ作品を仕上げる、「コーライティング」に近いことが行われていますね。
田中:特にクレジットはしてないけど、難航する歌詞に関しては途中〜最終のジャッジを俺が結構してます。
ーーいい連携ができたんですね。「My silly friend」のMVに関しては、寒川くん(※MVの製作は寒川が担当)いかがですか?
寒川:まず、メンバーとの内容共有をやめたんです。
ーーどういう映像を作るか伝えなかったんですね。
寒川:作詞・作曲者の提示する正解を先に聞いちゃうと、それ以上深めることができないので。僕には僕の「My silly friend」の解釈があるから、それが映像として完成するまで楽しみに待っててくれよメンバー共、という事ですね。だからさっきの牧野の「MOTHER」の話はけっこう驚きました。
牧野:「MOTHER」うんぬんの件は伝えてなかったから、MVも「MOTHER」をオマージュしてる部分がしっかりあって俺もビックリした。
寒川:ゲームをモチーフに映像を作ると決めた時、真っ先に思い浮かんだのが「MOTHER」シリーズや「UNDERTALE」でした。ゲームにおける敵を、倒さなくてもいい、倒せなくてもいい、っていうのは凄く「My silly friend」的だと思ったので。向き合ったり、立ち向かわなきゃいけないものが、必ずしも敵って訳じゃない。そういうメッセージが見え隠れする曲です、僕にとっては。
ーー他の配信シングルのMVと比べるといかがでしたか?
寒川:「言葉なんてろくなもんじゃない」と「わがままな魔法」「My silly friend」、先行シングルとしてMVも3つ出してますけど、最初から3作品を精神的続編にできたらいいなと思ってたんです。「言葉~」と「わがままな魔法」のテーマ的な繋がりはうまくいったので、よっしゃこのまま行くぞと意気込んでたんですが・・・。
恋愛の曲、恋愛の曲と来て、全く別の友情の曲がきた。しかも現実、現実ときて空中カメラらしい箱庭っぽい世界観の歌詞で。マジでめちゃくちゃ困った。
ーー先の2作のMVは日常のメンバー感がありますよね。
寒川:「言葉~」は日常的な動作を重複させる、脳内の記憶そのものを描くイメージの映像で、「わがままな魔法」はさらにその記憶の良かった部分だけを反芻、ループするストーリー・・・というのが僕の中の設定でした。
じゃあ最後、「My silly friend」ではそこからの脱却を描こう、と思いつきました。クリアしても何度でも楽しめる、ある種ループ的構造を持つゲームを題材にして、そのゲーム世界から脱出させる。思い出や記憶の中でループする懐かしいモノにだけにすがるのをやめて、『次の旅へ出かけようぜ』というメッセージです。VHS加工そのものを”なつかしさ”や”記憶”のメタファーとして扱ってたので、最後はちゃんとそこから飛び出します。
ある意味、「今までの空中カメラから、変わっていくぞ」というか・・・。そういった想いも「My silly friend」のMVには込めました。自分にとって、思い入れが深い映像になりましたね。
ーーアレンジはブリティッシュポップを下敷きにした豪華な楽曲になってますね。
田中:そうですね、中期ビートルズ、クイーン、ジェリーフィッシュの影響がかなり出てます。管楽器も生でティンパニーや銅鑼も使って豪華になりました。コーラスも厚いしトラック数が膨大で大変だったけど良い形でまとまって良かったなー。
牧野:ベースもポールマッカートニーが使っていたバイオリンベースを使いました。
竜:この曲は録音してて本当に楽しかった!!