non-fic
大きいお友達
太った。アアアアーーーーーーーーーーーッッッッ!
コタツで横になりつつアルフォートを食べる冬を送っていたら、余裕で5kg太っていた。
なんでだ。SIX PAD(体に装着して、電気刺激で筋トレするアイテム)をおなかに当てていたのに。
ちゃんと調べたら、SIX PADに痩せる効果は別にないらしい。僕の買い物はこんなことばかりだ。
今はちゃんと有酸素運動で瘦せようとしている。アルフォートもやめた。
小学生の息子に ダイエットを始めたこと、アルフォートをもう食べないこと、60kgが目標であることなどを伝えると、「60kg? へ~、僕の友達の体重じゃん。」と言われた。
思うことはそりゃもう色々あったが、とりあえず「その子と喧嘩しないほうがいい」とだけ伝えてある。
寒川一万石
「此度の活躍、大変ご苦労であった。よって、三千石(さんぜんごく)を与えよう。」
「ははーっ。ありがたき幸せ。」
こういう会話、時代劇や小説でちょくちょく見かける。歴史に明るくないため、たいていの事を「こういうもんなんね」と流してしまっていたけど、だんだん気になってきた。
なんなんだろう。偉い人から貰う謎の褒美、『石(こく)』。
いや、うっすら分かってる。たぶん領地のことだ。偉い人から貰える領地の面積、すなわち現代でいう平方メートルを、由来は知らんけど『石』と表現していたのだろう。
え?
誰?
最悪だ。ヤフー知恵袋の、知識で人を見下すことで快感を得てる人が来た。
説明は分かりやすい…。
そうですか、いいことだと思います。
調べたところ、その土地の統治者が一石から得られる収入は、現在の貨幣価値で一年あたり約30万円だそうだ。十石で300万、百石なら3000万! けっこう凄い。
ん?待てよ。
僕の先祖は、戦国時代に香川県を治めていた。給料は一万石だったらしい。
えっ…。
つまり、年商30億円…???
子孫は空中カメラとかいうバンドを自転車操業でやってるのに、先祖は年商30億円…?
なに食ってたんだろう。
駅前の高級食パンとか、躊躇なく買ったりしてたんだろうか。
脇差はCOACHの鞘に収めていたんだろうか。
「えっ、そなたの巾着袋、KateSpadeの新作じゃん!色カワイ~!それがしも買おっかなー。てか双子コーデせん?」とか言ってたのかな。
イヤだな。