ファーゴくん

絶望的に計画性に乏しい人間であるせいか、計画の計画を立てないと、計画を立てられない。

“計画の計画”は、心の準備と言い換えてもいい。
「よし、明日は計画を立てるから、今日は早く寝よう」とかそういう事だ。
いきなり「よし、計画を立てるぞ」とはいかない。無理無理。
なにごとも一回持ち帰らせてほしい。

たとえばミュージックビデオを作る際は、打ち合わせ → 準備 → 撮影 → 編集 とおおまかに工程が進んでいくが、どう考えても計画が重要になる。
ちゃんと計画を立てないと、なにをどこまで作業したか分からなくなりがちだし、うまくいかなかった時にリカバーしづらい。

だから、気持ちをものすごく強く奮い立たせて、エクセルで管理ファイルを作る。
各工程の作業概要と日程、仮の締め切り日などを打ち込んで、プロジェクトを可視化するのだ。

そして、二度と確認しない。
どこにそのファイルを置いたか忘れるからだ。

最近、ようやく『ファーゴ』(1996)を観た。
行き当たりばったりの男が、雑な犯罪計画を立てて、何もかもうまくいかず、最後は情けなく逮捕されていた。

なんか嫌な予感がしてこの歳まで観なかったのだが、理由が分かった気がする。

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