
久々に立ち寄った駅。好きな場所で時間を過ごすことにした。
商業施設の1フロア全体が書店で、併設されたカフェで買った本を読めるのだ。
ラルティーグの写真集も置いてあるし、ジョナス・メカスの詩集もあったはずだ。なにか買って帰りたい。
そう思ってエスカレーターを上がると、ぜんぶガシャポンになっていた。
オギャーーーーー、と思った。
書店だったときは、入り口付近に数台あるだけだったガシャポンが。
野を焼く火のように広がり、いまやすべてを支配している。
誰が悪いって、僕が悪いのだ。
“好きな場所”なくせに、”久々に”行ってるんだから。週5で行け。買い支えろ。
みんな、オアシスはいつまでもあると思うな。
オアシスを守れ。アンタが守るんや。
おっちゃんとの、約束やで…。