掃除の予定はエンドレス

9月になった。
13日にライブがあります。来てね!

9月ということは、大掃除を始めなくてはならない。
相場は年末の3日間くらいでやるもんだが、怠惰な人間は物事をちょっとずつしか進められないため、必然的に3か月かかってしまう。

いま机の上だけ眺めても、かなり混乱を極めており、大人としてどうかと思う。
ギターの弦高ゲージ、そこにあっていい訳ないレンズクリーナー、なんかのネジ、ドクター・ストレンジのハンドパーツ、なんで買ったか思い出せない本(『完全な真空』、まだ読んでない)などなど…。

うーん、やる気が出ない。

アレをあそこに、ソレをこちらに仕舞って、と考え始めるだけで疲れるラインナップだ。

よし、とりあえず床に置いてしまっている物から片付けよう。
『スティール・ボール・ラン』が何冊か床置きされているのだ。
PCとSSDをつなぐ時の土台にしてしまっていた。純正のケーブルがやたらと短いせいだ。
なんにせよ、荒木先生すみません。

『スティール・ボール・ラン』の11巻~14巻をしっかり読み直して本棚に仕舞ったあと、はたと気づいた。

なら、SSDを接続するときに何を土台にすればいいのか…?

という訳で、いったん『ウォッチメン』をPC脇の床に置いてみた。

いやいや、大丈夫。あとで片付けますよ。

ほら、長いケーブルを買うまでの繋ぎだし、すぐに『ウォッチメン』が読めてお得って考え方もあるし…。

阿久津くんの差し入れ

PARIS on the City!の小林ファンキ風格と、ラジオ『小林ファンキ風格のfunfunfunNight!』をやっている。

いちおう作家という名目なので、コーナーやメールの管理をしたり、構成らしきこともしているが、最近はもう普通にしゃべっている。
しょうがないじゃん、しゃべりたいし・・・。

同じくパリスのドラマーである、阿久津くんが先日ゲストで来てくれた。

阿久津の生々しくも爽やかな生活を記録した、Vlog風のYoutubeチャンネルを自分で運営している彼は、「おいーーッス!」と言いながらカメラ片手に登場。

「これさ、差し入れ・・・。」と、手持ちの袋から、派手な色水が入っているペットボトルを手渡してくれた。

フルーツフレーバーの、あんまり見たことないミネラルウォーターだった。

阿久津くんは、「差し入れって、ムズカシーよね!?」と言いながら笑っていた。

学生時代に彼が同じ班だったら良かったのにな、と思った。

 

午前3時のプ

前回書いたように、家でも眠れないような人間なのだが、法事で四国に帰省するときは、普段よりも寝不足を覚悟しなければいけない。

泊まるホテルのベッドにも当たりはずれがあるのだ。
ひどい時は、ベッドよりも床のカーペットの方が柔らかかった。

今回の初日の夜は、健康ランドで仮眠を取ることになっていた。
これは厳しい。
「覚悟の準備をしておいてください!」とワザップジョルノの声が脳内で響く。
「健康ランドで寝る」という行為が、どこか裏ワザっぽいせいだろうか。

リクライニングチェアが所せましと並ぶ休憩スペースに到着したのは、夜中の2時近くだった。
かたい手触りの毛布を掴み、チェアに潜り込んで目を閉じるものの、周囲には大量の人間がいて落ち着かない。

この部屋中の人間が、可能な限り静かにしようと努めている。
できるだけ身じろぎせず、呼吸や咳は最小限に。
24時間稼働している自動販売機の駆動音が、巨大なエンジン音に聞こえる。空気を読めよ。

まどろむ事も難しい3時半ごろ、空間に銃声のようなオナラ(ブキューーン!!)が鳴り響いた。
しかも2発。
オナラカウボーイの居所はわからない。どこから鳴ったか分からないくらいデカい音だった。

隣に寝ていた男が、小さな声で「ふざけるなよ・・・」と言っていた。
僕もまったく同じ気持ちだったが、30分後、そいつもガラスが割れた音のような高音のオナラ(プキィン!)を繰り出していた。