ターボキッド
2015年(カナダ)
監督:フランシス・シマード
主演:マンロー・チェンバーズ
核戦争により文明が崩れ去った1997年、コミック「ターボライダー」を胸に荒野を単独で生き延びる少年キッド(マンロー・チェンバーズ)。殺伐とした日々の中出会った少女アップル(ロランス・ルブーフ)に心を奪われるが、水を牛耳る極悪首領ゼウス(マイケル・アイアンサイド)に彼女が拉致される。彼女を取り戻すためキッドはターボライダースーツを装着し、愛車のBMXを駆って敵のアジトへ向かう。
血潮!臓物!
パワー源がよくわからない装甲!
ラブロマンス!
しゃべってる間は待ってくれる敵たち!
自転車!
臓物!
以上です。これがターボキッドのすべて。最高!
核で荒廃した1997年という設定を見て「マッドマックス2じゃん」と思ったあなたは大正解ですし、自転車見て「ニコールキッドマンのBMXアドベンチャーじゃん」って思った方はもっと大正解です。そもそもロゴをご覧下さい。
ターボキッドのロゴ
BMXアドベンチャーのロゴ
マッドマックスのロゴ
要するに80年代アクション映画へのオマージュだらけの、マニア魂あふれる面白ムービーです。都合のいい展開とか、安易にロボットを出したりとか、僕こういうの大好きよ!
あと単純な話、画面内に過剰に臓物が飛び交うと笑ってしまいますね。中学生で脳の進化が止まったんでしょう。
ていうか、空中カメラはみんなそんな感じです。「デスプルーフ」(イカれた中年男性がギャルを車で殺しまくる映画)も全員でキャーキャー言いながら観ました。ハタチ越えた男達がなにやってるんでしょうか。
ともあれ、いわゆる「観賞者からのツッコミ」が前提となっている映画なので、友達と酒を飲みつつ指差して笑いながら観ると最高に楽しいでしょう。
まあ僕は今回家で一人で観たし、そもそもお酒が飲めません。自宅で「なるほど、面白い・・・」とか言っていたのです。頭の良くない探偵ガリレオです。寂しいにも程があるので、次こういうの観るときは牧野くん呼びます。お粗末!