いよいよ「ドクター・ストレンジ」が公開されましたね!

今回はまずネタバレにならない範囲で「ここが良かった!」というポイントをピックアップし、その後ネタバレ含んだマニア話をちょっとします。いいね?

ドクター・ストレンジ

2016年(アメリカ)
監督:スコット・デリクソン
主演:ベネディクト・カンバーバッチ

ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、天賦の才能を持つ脳外科医として名をはせていたが、ごう慢さが玉にきずだった。彼は地位も名誉もリッチな生活も手に入れていたが、交通事故によって全てをなくしてしまう。神の手と崇拝された両手の機能を取り戻すため、高額な治療を繰り返すが……。

あらすじ引用:シネマトゥデイ

初見に優しい
近年のマーベル映画はシェア・ワールド方式(一個一個の映画は独立した映画だけど、世界観を共有している)を採用しているのですが、同じマーベルヒーローでもキャラクターごとに版権を持ってる映画会社が別だったりするので、若干ややこしくなりつつあります。
「ドクター・ストレンジ」は、主に「アベンジャーズ」シリーズ(アイアンマンとかハルクとか)を中心とする”ディズニー/マーベル社”の作品です。
しかし、本作では新概念「魔術」をブチ出してきたため、今までの流れとほぼ関係なく楽しむ事ができるのだ!
戦闘が脳にくる
魔術を使った戦闘ってハリー・ポッターの杖から光線出すやつ思い浮かべてしまいますが、また趣が違います。

異次元のシーンでは幾何学模様やフラクタル立体が展開しては収縮し、戦闘ともなれば都市まるごとグリュングリュン動かして、相手を挟み殺したりするのです。最高。ずっと観てたい。

ベネディクト・カンバーバッチ
本作の主役を演じるベネディクト・カンバーバッチ。
高慢ちきに振る舞ったり、理不尽にキレたり泣いたりする役がメチャ似合うことで僕の中でお馴染みです。
以下に一部貼りますので、お暇な方はカンバーバッチの魅力をご覧下さい。
「SHERLOCK」での高慢サイコぶり(唯一の友達・ジョンが結婚した際、「ジョンの嫁のTwitterをフォローしてるから」という理由で嫁の元カレに「君の行動は全部知ってるんだ」と勝手に釘を刺すシーン)

「ハムレット」での”理不尽ギレ”、「尼寺へ行け!」

「二人」でのストーリー知らなくても感情が伝わる”泣き”

さて、本作の主人公は「高慢で調子こきの天才外科医だったが、事故で手が動かなくなってキレたり泣いたりしたあと、最終的に魔術師になってしまった奴」なので、ピッタンコカンカンという訳ですね。カンバーバッチファンは当然観た方がいいぞ。
他にもテーマソングのプログレ感が格好よろしい(原作のコミックスはピンク・フロイドとバッチリ繋がりがあったりする)点や、強大すぎる悪役に対してハメ技を決めまくったりとか、見所満載でテンションがギュンと上がりました。
上映時間の関係でストーリーが若干駆け足な点は否めないけど、続編もあるし、壮大なドラマの第一話という感じでも楽しめると思います。オススメよ!
ちなみに、ネタバレマニア話は下から開けます。観賞後、しかもマーベルムービーが好きな人は気が向いたら読もう!ではまた。
クリックかタップで開くよ

観た? ・・・・よし。

僕が観賞前後で考えた事や調べておいた事をちょっとだけ書いときます。興味がある方の一助になるとGOODです。

マーベル映画の時系列ではいつの話?

ストレンジ、優秀な脳外科医として活躍

「アイアンマン2」周辺でストレンジが事故に合い、手が動かなくなる。作中年代で2011年頃。

手の治療に1〜2年を費やしてパーマーに呆れられる。
「アベンジャーズ」におけるNY決戦など色々世間ではあったけど、ストレンジは手に夢中でこれを無視。

魔術師の修行、ドゥーマムゥとの対決。さらに本編後にも腕を磨いて活躍したと思われる。

2013年、「ソー/ダーク・ワールド」でロキがオーディンをどっかに追放。

テロ組織ヒドラがストレンジの存在に気づく。
2014年「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」にて、暗殺しようとするが失敗。
ストレンジはキャップに足向けて寝るなよ!

2015年、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」。ストレンジにとっては関係ないので無視。

2016年、「シビル・ウォー」の開戦と終戦。毎年色々起きすぎだろ。
そしてストレンジはこれを無視。
恐らくこの辺でソーが父親不在に気づく。

NYでホームレス生活してるらしいオーディンを探してソーとロキが地球へやってくる。
ストレンジとソーの面談開始。

こんな感じと思われます。ヒーロー集合イベントをとにかく全部シカトしたという結論が出たな。

「アガモットの眼」の中に入ってたのがインフィニティ・ストーン?

映画マーベル世界には”色んな事ができるスゴ〜い石”、インフィニティ・ストーンが6つ存在し、本作に登場した「タイム・ストーン」で5つめ。
今までもストーンいくつか出てきたけど、効力が段違いで怖かったね。

ドゥーマムゥは「アガモットの眼」を壊せばループ抜けれたんじゃないの?

ひとつは、アガモットの眼、すなわちインフィニティ・ストーンの方がドゥーマムゥの力を単純に上回ってる説。ストーン、ほぼ無敵だから・・。
もしくは、術者が死んだとしても、いくつかの魔術は効力を失わない可能性があります。少なくとも空間移動の魔術はストレンジが心肺停止しても持続してたし。

エンシェント・ワン死んじゃったし、モルドも居なくなって地球大ピンチでは

結局ストレンジがどれくらいソーサラー・スプリームに近づいてるか、という事だと思います。
対ドゥーマムゥの無限ループでただ殺されるだけじゃなくて抵抗してたところ見るに、あれレベル上げな気がしてなりません。
カエキリウス共を追放+ドゥーマムゥ追い返し+ついでにハイレベルな修行 の一石三鳥という訳ですね。
上がった実力と手持ちのストーンで大体のことは大丈夫ではないでしょうか。

サノスどうすんの

地球はサノスという紫色のゴリラに狙われており、今後このゴリラが全部のインフィニティ・ストーンを手に入れる事が確定しています。


2018年公開の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の先行カット。もう全部手に入れてるやんけ!

タイム・ストーンまで取られてますがマジでどうするんでしょうか。楽しみだね。

よし、この辺にしましょう!いつも以上にマニア趣味丸出しの記事だったけど、田中に怒られないといいな・・・。
じゃあまたね。

▼告知▼

お待たせ!空中カメラのワンマンライブがパワーアップして帰ってきたでよ!!

2017.03.25 sat Shibuya 7th FLOOR “フール・オン・ザ・昼Vol,2”
open 12:30 / start 13:00
add:2,500 / day:3,000 (+1drink 500yen)
出演:空中カメラ

・予約者先着プレゼントあり!HURRY UP!
・空中カメラのニューアルバムを先行発売!!
・AND MORE!!!(まだ決めてない)

詳しい情報はこちら→http://kuchucamera.com/drkidslife/

イープラスからも予約できますhttp://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002213681P0050001P006001P0030001

待ってるよ!ASSEMBLE!

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インディーズデビュー盤の『Dr.KidsLife』(邦訳:博士っちの最近)(嘘)発売にさきがけて、無料サンプルCD『もってけ!!!ドロボーCD』が配布開始されました!

告知用ドロボーじゃけ

 

タワーレコード渋谷/新宿/池袋/秋葉原/横浜/町田/川崎/浦和/吉祥寺/八王子店

ヴィレッジヴァンガード下北沢/お茶の水/高円寺/ルミネエスト新宿店

ディスクユニオン下北沢店

上記のお店に置いてあります!是非是非もってっちゃって下さい!

アルバムとは違った特別ミックス(音の雰囲気や仕掛け)が施されているとかいないとか・・・聴いて確かめてみよう!

※フリーサンプラーなので店舗によっては目立たない所にある可能性も。そういう時は店員さんに聞いて見よう。(聞いた方が空中カメラって話題のバンドなのかな?と店側も錯覚し、一石二鳥です)

 

 

そういえばこの間のモザイク写真は、無料サンプルCDを梱包していたんですね~え
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全部で10万と400枚ちょっと詰めました ドカンと疲れた

 

この後ラーメン屋に行って牧野以外が適当に頼んだラーメンが思ったよりだいぶ大きくて田中が黙りこんでておもしろかったです。(写真消しちゃいました)

自分はチャーハンにしてたのでセーフでした。ワハハ。一生に一度はハワイに行きたいな。

 

 

▼告知▼

前回満員御礼だったワンマンライブが、アルバム発売に合わせてアイルビーバック!シャーシもタイヤもモーターもちげえぜ!見りぇ!

2017.03.25 sat Shibuya 7th FLOOR “フール・オン・ザ・昼Vol,2”
open 12:30 / start 13:00
add:2,500 / day:3,000 (+1drink 500yen)
出演:空中カメラ

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詳しい情報はこちら→http://kuchucamera.com/drkidslife/

イープラスからも予約できますhttp://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002213681P0050001P006001P0030001 待ってるよ!

 

 

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こんにちは。
アルバム出したり  ワンマンあったりするから正月休暇ほぼ無かったけど、映画を観る時間はありました。寒川響です。
今日は「疑惑のチャンピオン」という映画の話をしますが、今回は途中でキツくなったら別の楽しい映画の話を始めます。いいね?

疑惑のチャンピオン

2015年(イギリス/フランス)
監督:スティーヴン・フリアーズ
主演:ベン・フォスター

20代にガンを患いながらも克服した自転車ロードレース選手ランス・アームストロング(ベン・フォスター)は、1999年から2005年に「ツール・ド・フランス」7連覇を達成する。ガン患者を支援する社会活動にも奔走し、世界中から尊敬される英雄だった。一方、記録のために手段を選ばない勝利への執着はすさまじく、ある記者が彼にまとわりつく薬物使用疑惑をリサーチしており……。

あらすじ引用:シネマトゥデイ

あらすじを読めば、普通の社会派サスペンスです。スポーツ選手のドーピング問題って去年もかなり話題になりましたよね。
ただ、これフィクションの話じゃなくて、実際起きた長い長い事件の話です。全員実在、全員実名、現在進行形のドーピング問題のお話です。
これだけならよくある映画ですよね。問題は、僕がこの映画の中心人物、ランス・アームストロングのファンであるという事です。オゲゲゲー。

ランス・アームストロングという人はアメリカ/ヨーロッパではべらぼうに有名で、そのため「疑惑のチャンピオン」内では「こういう経歴の人ですよ」という人物紹介はゴッソリ省かれています。
要はいきなり見てもよく分からない、というか、いきなり見たらただの最悪なおじさんなので、軽く紹介します。
本人の紹介の前に、世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」について。
ざっくり言うと、3週間かけてヤベー距離をスゲー頑張って走って盛り上がる自転車レースです。

一日毎にステージがあり、平坦な道を数百キロ走るコース、過酷な山岳コース、短い距離で速さを競うスプリントコースなど、バラエティ豊か。別の言い方をすると“地獄”です。
この全21ステージを完走するためには、正直人間越えたバケモノにならないと無理。

このレースの総合優勝選手は、各ステージの合計タイムで決まります。乱暴な言い方ですが、平坦も山岳もスプリントも全部速い、バケモノの中のバケモノが勝ちます。
文句無しに世界一の選手であり、ただし年齢やコンディションが繊細に関係する競技なので、基本的に何度も勝つ事はできません。
でもそれを7連覇した選手がいたんだね!それがランス・アームストロングって訳よ!

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ランス・アームストロング。よろチクビをしている訳ではありません。

ランスはそもそもスプリントに強いパワー型の選手だったんですが、若くして癌に侵されてしまい、あわや選手生命も終わりかと思われました。
しかし病床から奇跡のカムバック、後に出場したツール・ド・フランスで圧倒的な走りを見せてまさかの総合優勝を果たします。
癌とツール、どっちもやっつけた若者、しかもアメリカ人(自転車の大会で好成績を残すのはほぼヨーロッパ人)という事で一躍ヒーローになり、その後も優勝をかさね遂には7連覇の偉業を成し遂げたのです。
その裏で実際なにが起きていたかは、まあ映画を観てもらえれば丸わかりなんですが、映像にされるとファンとしてはショックだなと痛感しました。最悪。
ただ、この映画はさすがに「事実」のみを描きすぎていて、ランスの人間性にあんまり踏み込んではいないという点を読者諸兄には留意していただきたい。
「どんなバックボーンがあったのか?」「なぜこんなに勝ちにこだわったのか?」というような部分は描かれないため、ひたすらに卑劣な人間に見えてしまうのです。
いや実際卑劣なのかもしれないけど、というか事実ドーピングも他選手への態度も卑劣そのものだけども、やっぱりその、人物像を掘り下げることで見え方は変わってくる訳で、えー・・・。
キツいわバカ!!!!!!!!
やめだ!!!!!!!!!!
「ファインディング・ドリー」の話しましょう。最高よ。楽しいし泣けるしさ。
海って綺麗。人間は汚い。

おわり

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