お久しぶりです。
今回はガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックスの話を日付が変わるまでやりたいんですが、「もっと昔の映画の話をしてカルチャー人間ぶってくれ」と田中に言われてしまいました。お前にガーディアンズの何が分かるって言うんだよ・・・!
という訳で、70年代の面白い映画の話をしましょう。
デス・レース 2000年
1975年(アメリカ)
監督:ポール・バーテル
主演:デヴィット・キャラダイン
西暦2000年、全米は恒例の大陸横断レースに湧いていたが、それは走行中に人間を殺していく事でポイントを稼ぐ死のレースだった。もっとも貧弱でもっともユニークな“未来殺人ゲーム”モノで、主演の覆面レーサー、フランケンシュタインにD・キャラダイン、マシンガン・ジョーに「ロッキー」以前のスタローンが扮したロジャー・コーマン作品。
あらすじ引用:シネマトゥデイ
40代を轢けば得点3倍! 幼児は70点、老人はなんと100点!
B級映画の帝王でおなじみ、ロジャー・コーマン(奇跡的な名前ですよね)が製作した倫理無視映画「デス・レース 2000年」!
無茶な設定、無茶なビジュアル、なにより無茶なオチで、全世界のマニアを大喜びさせた逸品です。
語り継がれる作品はまず冒頭からひと味違います。演出のせいか、役者が出揃っても主人公が誰だか分からないのです。
誰が主人公・・・?それとも主人公とかは無いタイプのストーリー・・・?と思っていると、「絶対悪役だろお前は」というビジュアルの奴が主役だったりします。
右の黒マスクが主人公、左のスタローンはド外道の悪役。普通逆だろ
しかもこのマスクは、かなり早い段階でアッサリ脱ぎます。素顔を見せられる女の子もビックリするのですが、観てるこっちもビックリです。ダース・ベイダーなんか初登場から素顔まで映画3本分かかったのに!
このように、全体通して「セオリーが通じないな」という不安定さがあり、今見ても新鮮です。
しかし決してグダグダせず、意外とちゃんとしたプロットとメッセージがあるから普通に何回も見れちゃうっていう。
とにかく気持ちよくツッコませてくれる映画なので、お笑い好きの友達と「デス・レース2000年で何回芯を食ったツッコミをできるか」を競うのもいいでしょう。
僕が思わず声を出して「おい!!」と言ってしまったシーン、『カラミティ・ジェーンがバックをミスって結局地雷を踏むシーン』も是非観ていただきたいですね。
冒頭の『伝説の選手がやってきます!と煽られまくった挙げ句、ドアの向こうからほぼ死体の状態で登場する主人公』もオススメです。
え、友達がいない?大丈夫、ツッコミのリストを僕に送って下さい。
お笑いに厳しいベーシスト 牧野岳が採点してお返しします!
牧野の許可は取ってません。
それじゃ、今日はこの辺で。あっ、ワンマンライブもよろしくね!
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