こんにちは。
アルバム出したり  ワンマンあったりするから正月休暇ほぼ無かったけど、映画を観る時間はありました。寒川響です。
今日は「疑惑のチャンピオン」という映画の話をしますが、今回は途中でキツくなったら別の楽しい映画の話を始めます。いいね?

疑惑のチャンピオン

2015年(イギリス/フランス)
監督:スティーヴン・フリアーズ
主演:ベン・フォスター

20代にガンを患いながらも克服した自転車ロードレース選手ランス・アームストロング(ベン・フォスター)は、1999年から2005年に「ツール・ド・フランス」7連覇を達成する。ガン患者を支援する社会活動にも奔走し、世界中から尊敬される英雄だった。一方、記録のために手段を選ばない勝利への執着はすさまじく、ある記者が彼にまとわりつく薬物使用疑惑をリサーチしており……。

あらすじ引用:シネマトゥデイ

あらすじを読めば、普通の社会派サスペンスです。スポーツ選手のドーピング問題って去年もかなり話題になりましたよね。
ただ、これフィクションの話じゃなくて、実際起きた長い長い事件の話です。全員実在、全員実名、現在進行形のドーピング問題のお話です。
これだけならよくある映画ですよね。問題は、僕がこの映画の中心人物、ランス・アームストロングのファンであるという事です。オゲゲゲー。

ランス・アームストロングという人はアメリカ/ヨーロッパではべらぼうに有名で、そのため「疑惑のチャンピオン」内では「こういう経歴の人ですよ」という人物紹介はゴッソリ省かれています。
要はいきなり見てもよく分からない、というか、いきなり見たらただの最悪なおじさんなので、軽く紹介します。
本人の紹介の前に、世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」について。
ざっくり言うと、3週間かけてヤベー距離をスゲー頑張って走って盛り上がる自転車レースです。

一日毎にステージがあり、平坦な道を数百キロ走るコース、過酷な山岳コース、短い距離で速さを競うスプリントコースなど、バラエティ豊か。別の言い方をすると“地獄”です。
この全21ステージを完走するためには、正直人間越えたバケモノにならないと無理。

このレースの総合優勝選手は、各ステージの合計タイムで決まります。乱暴な言い方ですが、平坦も山岳もスプリントも全部速い、バケモノの中のバケモノが勝ちます。
文句無しに世界一の選手であり、ただし年齢やコンディションが繊細に関係する競技なので、基本的に何度も勝つ事はできません。
でもそれを7連覇した選手がいたんだね!それがランス・アームストロングって訳よ!

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ランス・アームストロング。よろチクビをしている訳ではありません。

ランスはそもそもスプリントに強いパワー型の選手だったんですが、若くして癌に侵されてしまい、あわや選手生命も終わりかと思われました。
しかし病床から奇跡のカムバック、後に出場したツール・ド・フランスで圧倒的な走りを見せてまさかの総合優勝を果たします。
癌とツール、どっちもやっつけた若者、しかもアメリカ人(自転車の大会で好成績を残すのはほぼヨーロッパ人)という事で一躍ヒーローになり、その後も優勝をかさね遂には7連覇の偉業を成し遂げたのです。
その裏で実際なにが起きていたかは、まあ映画を観てもらえれば丸わかりなんですが、映像にされるとファンとしてはショックだなと痛感しました。最悪。
ただ、この映画はさすがに「事実」のみを描きすぎていて、ランスの人間性にあんまり踏み込んではいないという点を読者諸兄には留意していただきたい。
「どんなバックボーンがあったのか?」「なぜこんなに勝ちにこだわったのか?」というような部分は描かれないため、ひたすらに卑劣な人間に見えてしまうのです。
いや実際卑劣なのかもしれないけど、というか事実ドーピングも他選手への態度も卑劣そのものだけども、やっぱりその、人物像を掘り下げることで見え方は変わってくる訳で、えー・・・。
キツいわバカ!!!!!!!!
やめだ!!!!!!!!!!
「ファインディング・ドリー」の話しましょう。最高よ。楽しいし泣けるしさ。
海って綺麗。人間は汚い。

おわり

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